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経営戦略の本質的な意義とは

コラム 2024.04.20

経営戦略の本質的な意義とは何か。
従来の単年度主義の中、担当者も3年程度で移動していくという状況で、長期的な経営戦略の根本を理解している人は、意外と少ないように見受けられます。

今年で水道・下水道等の重点事業の新会計制度への移行が完了しました。
それにより、今まで「事業運営をしろ(プレイヤーをやれ)」と言われていたのに、いきなり「経営もやれ(プレイヤーもマネージャーもやれ)」と言われているという状況に立たされていらっしゃいます。

公営企業会計制度の重要な役割の一つが将来の試算です。
事業を持続させていくためには、長期的な投資計画が必要です。
いきあたりばったりでは財源がなくなってしまいます。
財源がないからといって持続的な投資がなければ老朽化や事故につながってしまいます。

計画的な経営を実践することが持続可能性の担保となるのですが、その事業の持続可能性を担う「経営規律」の基軸となるのが、「経営戦略」です。

計画した投資の実現のために、財源の見通しを立てて、資金繰りをシミュレーションしながら、実践的な計画を策定すること。
これが経営戦略です。

次の記事では、実際に経営戦略を作るときのポイントをご紹介します。

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