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説得力のある経営戦略を作るポイントをお伝えします

コラム 2024.04.20

経営戦略のコンテンツは、単独で表を埋めるだけの作業ではありません。
それぞれが関連し根拠となることを理解し、経営計画を実行するために納得できるストーリーを描くことが重要です。

1)経営の現状分析

まず、2つの分析で現状でどのような課題点があるのかを知ります。

【経営指標の分析】
過去からの経営状況の変化を読み取る経年比較、標準値に対する異常値から改善点を見つける類団比較を用いて行う、健康診断みたいなものです。

【財務分析】
PL・BS・キャッシュフロー計算書から、収益構造や財務面の体力、投資が健全に行われているかどうかを分析します。

2)将来費用の試算

今後10年間の収入と経費、投資と財源を試算します。
試算するためには、将来の需要予測と、今後想定される建設・改良・保存に係る主な事業を整理し、条件を設定します。

3)適正料金のシミュレーション

すべての費用に対して、基本料金と重量料金それぞれがどこまでカバーできているかを分析した上で、料金の適正値の試算をします。

4)1〜3 に基づいたパターン別の経営予測分析

投資計画を反映したときの10年間の推移を分析します。
どれだけの値上げが必要なのか、適切な料金に値上げをした場合はどうなるのか。
人口減少も加味する必要があります。
ここで経営計画の策定をします。

5)経営計画を実行するための課題整理

作った経営計画を持って、実際にどのような方針にしていくのか検討していきます。
事業に関する課題、経営に関する課題、その他諸々、自治体によって様々な課題に取り組む必要があるかと思います。

この時、いかに実用的な経営戦略を作れるかが重要になってくるのです。
会計の見識がないと、概算での経営戦略は作れても、実際の数字を伴う説得力のある経営戦略は作れないのです。

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